三行書付

大抵のことは三行でおk

シン・ウルトラマン 2022/日

シネコンの1番スクリーン(475席、THX)にて鑑賞。
観客は自分を含め20人程度。客層は、推して知るべし多数+母子の親子連れ数組み。
平日昼からの上映で、且つ月曜1,100円デー。空いててお得。
 
ウルトラマンの造形と表面処理がペプシマン
そして、嶋田久作の「(敗北?)」とメフィラスの「(場所?*1)を変えよう」が聞き取れなかった件。
以下、gdgdと駄文を綴ってみるテスト。


前評判の通り、ダイジェスト感が凄くてサクサクと話が進んでいく。観ていて実に小気味良い。ただ、実写ドラマを見慣れていないので、役者の発声や演技に違和感が大爆発(ツダケンややまちゃんの声の安定感よ!)したが、流石に後半以降はそれなりに馴染んで聞こえるようになった。
 
神永と公安時代の元同僚がレクサスの中で密談するシーン。この元同僚が妙に怪しくて、すわ外星人か?と勘違い。それ以前に、この時の神永(=ウルトラマン)が元同僚と面識があるとは思えないのだが。ここに至る伏線の存在が全く記憶になくて、今でも本作最大の謎。もしかして、本当に外星人が元同僚に扮していたとか?
 
ウルトラマンが何故そこまで人間にこだわるのか。その理由があまりにもフワッとしていてモヤモヤした。少なくとも、初期設定に従って浅見とのバディ以上の交流を真正面からしっかりと描いていたのであれば大分印象が違っていた筈。尺の都合とは言え、その点は実に惜しいところ。
 
人類の叡智を結集した究極の対ゼットン策がベーターカプセルの2段点火とか。成る程、確かに本編中でその答えが導き出されたのであれば正直仕方がないのだが、映画的なケレン味としては如何なものか。願わくは、メーサー殺獣光線車のような大型のレトロ兵器を急造感丸出しで登場させて、なりふり構わずウルトラマンをサポートするシーンが見てみたかった。
 
ぶった切りのラストは次作でフォローされると信じているので、個人的にはそれほど後味の悪いものではなかったが、神永への呼び掛けは演出過多気味に「字幕+無音」くらいの方がバランスがよかったように思う。
 
という訳で、不満も多いが取り敢えず観て損はなかったかな、と。少なくとも脚本に矛盾はなかったし、興行成績的にも予定に沿って次作(続、帰ってきた?)次々作(セブン)がいけそうな気がするので、そちらにも生暖かく期待。
 
余談だが、シン・仮面ライダーの予告を見ていて、ふとCASSHERNが頭をよぎったのだがはてさて…。
 

*1:「河岸を変える」という慣用句を今回はじめて知った。この教養のなさよ><