三行書付

大抵のことは三行でおk

鍵姫物語 永久アリス輪舞曲 #02

参った。オレは参った。
クオリティ的にはどう贔屓目に見ても褒められたものじゃないし、
間違っても他人には薦められないようなトンでもアニメなんだけど、
フト気付くと、食い入るように画面を凝視しているオレがいる。
今回はショートカットのラッパっ娘が前座で、
きらは好き好きな変態百合っ娘のキサが本命。
ついでに、有人の特殊能力「物語を書き写す力」が発動するお話。
なんつーか、
真剣に見ていると思考に変な負荷が掛かって来て、
そのストレスが何とも言えない心地良さに変わるんだよな。
あと、何故か各キャラにその都度、無駄に感情移入してしまうんだけど、
それって、オレだけですか?
まだ真意の見えないありすは置いておくとしても、
有人ときらはの桐原兄妹に関しては、
実は、それなりに作り込まれた行動理念を感じるのだ。
有人やきらはの持つ過剰な必死さは、
その方向性こそ異なるが、今後の物語に於けるポイントなのだろうと思う訳。
尤も、それが行き過ぎると本話のキサのような精神破綻者と化してしまう諸刃の剣。
怖いくらいの一途な「愛」には、
容易に死亡フラグが立ってしまうから要注意ですな。
ともあれ、
オレが本作から感じ取った様々な感覚を素直に言葉にするならば、
それは恐らく「好き」なのだろうと思う。
絵も世界観も物語も、冷静に見れば明らかにB級以下だが、
敢えていうならば、
画面全体から醸し出される雰囲気そのものが「好き」なのだろう。
実は、コレと似たような感覚を「アキハバラ電脳組」でも感じたのだけれども、
本作の場合は一体どのような結末を迎えるのやら。