三行書付

大抵のことは三行でおk

11人いる! 1986/日 

原作既読。本作もテレビで2回くらい見てる筈。
20年前の製作だが、内容はそれなりでそこそこ楽しめた。
制作:キティフィルム、制作協力:マジックバス。
そして、協力スタジオにアニメアールスタジオダブAICなど。
面白いところでは、撮影に大地丙太郎の名が。勿論、本人。
作画はキャラデザの杉野昭夫くささが強くて、
原画陣も何とか似せるのがやっと、といった印象。
特に、後半は作画の質がガタ落ちで一寸居たたまれなくなる。
キャストは豪華絢爛。現在の視点で見ると異色の組み合わせかも。
また、20年前に柏倉つとむがいたとは結構驚きだった。
それはさておき、フロル役の河合美智子の棒読みには吹いた。
本作唯一のドタバタシーンで流れる挿入歌も彼女が歌っており、
色々な大人の事情があったにせよ、流石にコレは如何なものかと。
とはいえ、小山茉美戸田恵子辺りでも違和感がありそうだし、
当時としては最善の苦肉の策だったのかも。難しいね、どーも。
内容は原作をほぼ同じで、オチも知っていたけど、
53日間の大前提が覆されるラストは納得がいかないです、はい。
つか、あの場にいた連中は皆頭がいいんだからさ、
「わざと11人にして様子を見ている」って気付けよ、とも。