三行書付

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この世界の片隅に その4

本日、2度目の鑑賞
前回は某シネコンの8番スクリーン(155席)だったが
今回は同シネコンの1番スクリーン(475席、THX)にて観てきた



実は、前回鑑賞後、
シネコンに1番スクリーンでの上映予定をメールで訊いてみたのだが
11/23付の返信では「予定はない」「でも努力してみる」との回答を得ていた

果たして、12/5(月)〜9(金)の17:55〜枠のみ、という変則的ではあるものの、
中々に苦労の滲み出た1番スクリーンのスケジュールを組んでいただき
シネコンは良いスタッフに恵まれたのだなぁ、と心より感謝している

さてさて、2度目の鑑賞結果だが
今回は復習と更なる予習を積み上げた上での臨戦態勢だったので
流石にもう疑問点は皆無となり、ある意味色々とスッキリした

前回、何気なく見過ごしていたシーンや不意に理解できなかった点など、
後追いの形ではあるにせよ、物語の俯瞰像の補完が出来たように思う
※それでも不自然な構成が幾つかあるのは否めないのだが

バケモンの人攫いについては最後まで残ったファンタジー要素ということで
もはや、この世界ではそれはそういうものだと仮定する他なさそうだ
すずと周作以外の子供にも見えていたので実体も存在しているようだし

監督は本作の絵コンテを2時間30分の尺で作ったものの
プロデューサーの意向で30分カットして2時間で再構成したのだとか
とすると、エンドロールの2つの物語も然もありなん、ということか

話は変わって、劇場のスクリーンに関して
今回の1番スクリーン、残念なことに以前にシン・ゴジラを観た時と同様、
なんだが全体に光量が少なめで、ザラザラしたノイジーな印象だった

特に、空や海のような青系の背景だとそれが顕著で
ホントに画質大丈夫か? 今時の映画館でもこんな感じなの?
と思わず目を疑ってしまうことしきりだったり

前回の8番スクリーンの時もややノイジー感はあったんだけど、
1番はスクリーンの面積が増えた分、更に目立って見えてしまい、
迫力は間違いなく1番の方が上なんだけどなぁ、とのモヤモヤ感が…

同じく、劇場の音響に関して
1番は8番よりも音量が小さく聞こえたんだけど多分ハコサイズのせい
腹に響く重低音はTHXの独壇場、かと思いきや実はそうでもなかった謎

砲撃の音は1番が、でも防空壕で爆撃される音は8番の方が怖かった
コレも多分ハコサイズのせいで、密閉感は大バコが不利という面白い結果に
サラウンド感は1番の方が断然自然、8番は音場が前方に固まっていた

んでもって、中の人的には
義母役の新谷真弓がやっぱり素晴らしすぎた
この人、声質的にも演技的にも年配役がしっくりくるね

すずの初登場シーンののんの声は明らかに低すぎるよなぁ、とか
仲人の伯父さんの声、意識して聞くと確かに佐々木望だった、とか
息子の死を淡々と話す刈谷さんの声に静かな深い狂気を感じたわ、とか

あー、でも義姉の径子さんには
再度モガとして、もうひと花咲かせて欲しいなぁ…