三行書付

大抵のことは三行でおk

きんいろモザイク Pretty Days

正直、観に行って良かった
コレは映画館で観るべき


シネコンの1番スクリーン(475席、THX)にて鑑賞
観客は自分を含めて6名(内訳:オッサン3名、男子学生風3名)
平日19:40からの上映だし、まぁこんなもんか

まず、音響が素晴らしかった

このセカでもそうだったが、ココのTHXはマジ高音質
台詞は映画館特有の残響はあるが発声は明瞭で、
BGMやSEも本当に良い音で鳴らしており、リッチな気分になった

映像も思いのほか満足度が高かった

大画面なのでスクリーンに輝度ムラがあるのは仕方ないにしても、
何故かこのセカより総じて色乗りが良く、ノイズ感も少なかった
コレもしかして、ただ単に元々の映像ソースの質の違いなのかな?

以下、内容に関して

基本軸はあややが自身の存在意義を再確認する物語
冒頭のあやや転入からOPにかけての流れで早くも涙腺に来るものが…
一寸コレ、最初から唐突に破壊力ヤバない?と狼狽えてしまったり

あとは延々といつも通りの日常と高校入試前後の回想の連続
過去のシーンにお馴染みのキャラたちがチラホラ見えてニヤリ
くっしーちゃんも数年前からこの学校に居たのね、とか

キャラのドアップが結構あって、大画面だけに迫力スゴイ
また、足元から背中にかけてのパンアップがやたら多いのも特徴
例によって、みえ…みえ…もそれなりに(特にカレン

ラストのdgdg演劇のシーンで涙腺崩壊してしまい自分でも驚いた
この辺りは作劇も作画も割りと雑でツッコミどころ満載なのだけれど、
それも含めて、この優しい世界に不意に心が動かされたのだろう

思えば、映画を観ていてジンワリと涙目になることはあっても、
劇場内でボロボロと涙が流れたのはコレが初めてかもしれない
迷いながらも今日この映画を観に来た自分を褒めてあげたい勢い

とは言いつつも、本編中のギャグはほぼ全てがスベっていたし、
話の緩急の付け方やテンポ感もイマイチで、EDもパッとしない印象
そういった意味では、平均70点、所々120点、といった感じか

全然余談だけど「この世界の片隅に」の略称って
やっぱり「このセカ」が一番しっくりくるんだけどなぁ
「片隅」だとなんだかイメージがよくないし、
「この世界」だとセカイ系みたいだし