三行書付

大抵のことは三行でおk

ガン×ソード #26 End

問答無用の一刀両断。
カギ爪の世迷い言を全否定し、当初からの目的を完遂したヴァン。
まさしく、漢。アンタ、偉いよ。
走馬灯が駆け巡った時は、流石にどうかと思ったけど、
その後のオヤクソクな逆転劇の素晴らしいこと。
演出、スゴス。
ヴァンの言う「死んだヤツは絶対に生き返らない」は、
確かに悲壮ではあるけれども、
それこそが彼の原動力に繋がっている訳だし。
しかし、復讐が済んだ後もノホホンとしている、その感覚って一寸不思議かも。
普通なら虚脱感なり喪失感なりが湧き上がってくるところだけど、
なにしろ、ヴァンさんは筋金入りの「バカ」ですから。
こういう変にドライなところも彼の魅力なんだろうな。
エピローグでの、成長したウェンディと銀河万丈な記者?の2人が
毎話のNAと予告の語りにシンクロしていたというオチに納得至極。
つか、カメオがデカすぎ。
途中で様々な可能性を示唆しつつも、想像以上に無難な結末を迎えた本作は、
良くも悪くも、やっぱり倉田脚本的な作品だった、と言えそうだ。
勿論、谷口監督的な「痛快娯楽復讐活劇」の面も強かったが、
ドラマの印象としては倉田色が一歩前に出ていたかな、と思った次第。